家族葬を検討している方の中には、「家族葬はいくらかかるの?」「10人・20人・30人で費用はどれくらい変わる?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
家族葬は一般葬よりも小規模で行われることが多く、費用を抑えやすい葬儀形式です。ただし、参列人数や会場、飲食、返礼品、宗教者へのお礼などによって総額は大きく変わります。
この記事では、家族葬の費用相場や人数別の目安、費用が高くなる理由、見積もりで確認すべきポイントをわかりやすく解説します。
家族葬の費用相場はいくら?

家族葬の費用相場は、目安として約80万円〜150万円前後になることが多いです。
鎌倉新書の「第6回お葬式に関する全国調査」を参照した複数の葬儀社情報では、家族葬の平均費用は約105.7万円とされています。
ただし、これはあくまで平均です。実際には、地域や葬儀内容、参列人数、式場の種類によって費用は変わります。
人数別|家族葬の費用目安
| 参列人数 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 5〜10人程度 | 約60万円〜100万円 | 家族中心の小規模な葬儀。飲食・返礼品を抑えやすい |
| 10〜20人程度 | 約80万円〜120万円 | 親族も呼ぶ一般的な家族葬。内容によって総額が変わりやすい |
| 20〜30人程度 | 約100万円〜140万円 | 親族・親しい友人まで呼ぶ規模。飲食・返礼品費用が増えやすい |
| 30人以上 | 約120万円〜180万円 | 家族葬としては大きめ。一般葬に近い費用になることもある |
家族葬は「人数が少ないほど必ず安い」というわけではありません。祭壇、棺、搬送、火葬、式場使用料など、人数に関係なく必要な費用もあるためです。
家族葬の費用内訳
家族葬の費用は、大きく分けると以下のような項目で構成されます。
1. 葬儀一式費用
葬儀一式費用には、祭壇、棺、遺影写真、搬送、霊柩車、スタッフ人件費、式場設営などが含まれます。
家族葬の費用の中でも大きな割合を占める項目です。
2. 飲食費
通夜振る舞いや精進落としなど、参列者に用意する食事代です。
人数が増えるほど費用も増えやすいため、家族葬の総額に影響しやすい部分です。
3. 返礼品費用
香典返しや会葬御礼品などの費用です。
こちらも参列人数によって変動します。
4. 火葬料金・式場使用料
火葬料金や式場使用料は、地域や利用する施設によって異なります。
公営斎場を利用できる場合は、費用を抑えやすいケースもあります。
5. 宗教者へのお礼
僧侶へのお布施、戒名料、お車代、御膳料などが必要になる場合があります。
宗派や地域、依頼内容によって金額が変わるため、事前に確認しておきましょう。
家族葬でも費用が高くなるケース

家族葬は小規模な葬儀ですが、内容によっては費用が高くなることがあります。
- 参列人数が30人以上になる
- 料理や返礼品の数が多い
- 祭壇や生花を豪華にする
- 民営斎場を利用する
- 安置日数が長くなる
- 搬送距離が長い
- 追加オプションを多く付ける
特に注意したいのが、最初の見積もりに含まれていない追加料金です。
「基本プランは安かったのに、最終的な請求額が高くなった」というケースもあるため、見積もりの内訳は必ず確認しましょう。
家族葬の費用を抑えるポイント

1. 複数の葬儀社を比較する
家族葬の費用は、葬儀社によって大きく異なります。
同じような内容でも、プラン料金や含まれる項目、追加料金の条件が違うことがあります。
そのため、1社だけで決めずに複数社を比較することが大切です。
2. 参列人数を事前に整理する
家族葬では、どこまでの親族・知人を呼ぶかによって費用が変わります。
人数が決まっていないと、料理や返礼品の数も決めにくくなります。
事前に「家族だけ」「親族まで」「親しい友人まで」など、範囲を整理しておきましょう。
3. 不要なオプションを外す
祭壇のグレードアップ、生花の追加、返礼品、料理などは、希望に応じて調整できる場合があります。
必要なものと不要なものを分けることで、費用を抑えやすくなります。
4. 公営斎場を検討する
地域によっては、公営斎場を利用することで式場使用料を抑えられる場合があります。
ただし、予約が取りにくいこともあるため、葬儀社に確認してみましょう。
見積もりで確認したいポイント

家族葬の見積もりを見るときは、総額だけでなく内訳を確認することが大切です。
- 火葬料金は含まれているか
- 式場使用料は含まれているか
- 搬送費は何kmまで含まれているか
- 安置費用は何日分まで含まれているか
- ドライアイス代は含まれているか
- 飲食費・返礼品費は別料金か
- 僧侶へのお布施は別途必要か
- 追加料金が発生する条件は何か
見積もりの金額が安く見えても、必要なものが含まれていない場合があります。
「最終的にいくらかかるのか」を確認することが、後悔しない家族葬につながります。
家族葬はこんな人に向いています
- 親しい人だけで静かに見送りたい
- 参列者対応の負担を減らしたい
- 一般葬より費用を抑えたい
- 形式よりも故人との時間を大切にしたい
- 高齢の親族が多く、大規模な葬儀を避けたい
家族葬は、落ち着いた雰囲気で故人を見送れる一方で、呼ばなかった親族や知人への配慮も必要です。
後からトラブルにならないよう、葬儀後に挨拶状を送る、事前に親族へ説明するなどの対応も検討しましょう。
家族葬で後悔しないためには比較が大切
家族葬は、葬儀社やプランによって費用や内容が大きく変わります。
特に急な葬儀では、慌てて1社だけに決めてしまいがちですが、できるだけ複数社を比較することが大切です。
費用、追加料金、対応内容、式場の場所、口コミなどを比べることで、自分たちに合った葬儀社を選びやすくなります。
まとめ
家族葬の費用相場は、目安として約80万円〜150万円前後です。
人数別では、5〜10人程度なら約60万円〜100万円、10〜20人程度なら約80万円〜120万円、20〜30人程度なら約100万円〜140万円ほどを目安に考えておくとよいでしょう。
ただし、実際の費用は葬儀社、地域、式場、参列人数、飲食や返礼品の有無によって変わります。
家族葬で後悔しないためには、1社だけで決めず、複数社の見積もりを比較することが大切です。


コメント