「親に貯金がほとんどない…」
「急に亡くなったけど、お葬式のお金を用意できない」
実際、お葬式の相談で多いのが“費用への不安”です。
特に突然の出来事だと、心の整理もつかないまま葬儀社を探すことになります。焦って契約してしまい、後から「こんなに高かったの?」と後悔するケースも少なくありません。
ですが、貯金がなくてもご葬儀を行う方法はあります。
費用を抑えながら見送る方法、公的制度の活用、葬儀社選びで失敗しないポイントを知っておくだけで、必要以上に不安を抱えずに済みます。
親の貯金がなくてもお葬式はできる?

結論からお伝えすると、ご両親に貯金がなくてもお葬式はできます。
実際には、ご家族が立て替えるケースや、最低限の形で葬儀を行うケースも多くあります。
最近は「小さなお葬式」や「家族葬」を選ぶ方も増えており、昔のように大人数を呼ぶ一般葬だけが選択肢ではありません。
例えば、火葬のみを行う「直葬」であれば、地域にもよりますが10万円〜20万円前後で行われるケースもあります。
あわせて読みたい:親の葬儀代が払えない場合の対策6選|貯金がなくても大丈夫
「お葬式=100万円以上かかる」というイメージを持つ方も多いですが、現在は規模や内容によって費用は大きく変わります。
実際にあった相談事例

60代の男性から、こんな相談がありました。
「母が急逝したが、年金暮らしで貯金がほとんどなかった。自分も余裕がなく、どうしたらいいか分からない」
最初は「一般的なお葬式をしないといけない」と考えていたそうですが、話を整理していく中で、親族も少なく、故人も派手な式を望んでいなかったことが分かりました。
最終的には、近しい家族だけで火葬を行う形を選択。
必要な項目だけに絞ったことで、費用を大幅に抑えられました。
「ちゃんと送ってあげられた安心感があった」と話されていたのが印象的でした。
お金をかけずにお葬式をする方法
家族葬・直葬を検討する
費用を抑えたい場合、多く選ばれているのが「家族葬」や「直葬」です。
- 家族葬:家族や親しい人のみで行う小規模な葬儀
- 直葬:通夜・告別式を行わず火葬のみ行う形式
参列者が少ない分、会場費や飲食費、返礼品などの負担も減らせます。
「安いプラン」と書かれていても、搬送費・安置費・火葬料金などが別途追加されるケースがあります。総額で確認することが大切です。
不要なオプションを増やさない
葬儀の打ち合わせでは、祭壇や棺、料理、返礼品などを提案されます。
もちろん故人を大切に送りたい気持ちは自然なことですが、内容を増やすほど費用も上がります。
「本当に必要か」を一つずつ確認するだけでも、金額は変わります。
葬儀社のよっては、故人様のためにと言って色々なオプションを勧めるところもありますがご葬儀以外のもご納骨や回忌法要などのちにお金がかかることもあります。
ほんとに必要か時間がないながらもご家族で話し合うことがとても大切です。
特に、参列者が少ない場合は過剰な料理や返礼品を減らせるケースがあります。
公的制度を確認する
条件によっては、公的な補助を受けられる場合があります。
- 葬祭費支給制度(国民健康保険)
- 埋葬料(健康保険加入者)
- 生活保護葬(葬祭扶助)
市区町村や加入している保険によって内容が異なるため、役所への確認も必要です。
知らずに自己負担してしまう方も多いため、事前確認だけでもしておくと安心です。
葬儀社選びで失敗しないポイント

総額表示か確認する
広告では安く見えても、実際には追加費用が多く発生するケースがあります。
見積書を見る際は、「何が含まれているか」を確認してください。
特に確認したい項目はこちらです。
-
- 搬送費
- 安置日数
- ドライアイス代
- 火葬料金
- 式場使用料
- 人件費
急かして契約させる会社に注意する
「今すぐ決めないと火葬場が取れない」など、不安を煽るような説明をされるケースもあります。
もちろん日程調整が必要な場合はありますが、内容を十分理解しないまま契約する必要はありません。
費用の説明が曖昧な場合は、一度立ち止まって別の葬儀社にも相談してみるのも一つです。
よくある質問

喪主やご家族が立て替えるケースが多いです。後から親族で分担する場合もあります。
一般的には直葬が最も費用を抑えやすい形式です。ただし、親族間の考え方もあるため事前相談がおすすめです。
対応している葬儀社もあります。支払い方法は事前に確認しておくと安心です。
見栄よりも「納得できる送り方」を選ぶ方が増えている

以前は「立派なお葬式をしないといけない」という考え方が一般的でした。
ですが現在は、家族だけで静かに送りたいという声も増えています。
大切なのは、周囲への見栄ではなく「故人をどう見送りたいか」です。
費用をかけることだけが、良いお葬式ではありません。
必要なものを整理し、自分たちに合った形を選ぶことで、無理のないお見送りができます。
まとめ

ご両親に貯金がなくても、お葬式を行うことはできます。
家族葬や直葬、公的制度などを活用することで、費用を抑えながら故人を見送る方法もあります。
大切なのは、焦って決めないこと。
「何にいくらかかるのか」を確認しながら、自分たちに合った葬儀社を選ぶことが後悔しないポイントです。
不安なときほど、一社だけで決めず相談しながら進めると、気持ちの負担も軽くなります。

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