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さいたま市で葬儀を検討している方のなかには、「市民葬を利用すれば安く葬儀ができるのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、さいたま市では、自治体が葬儀内容と一式料金を定める一般的な意味での市民葬・規格葬儀制度は、さいたま市公式サイト上では確認できません。
その代わり、浦和斎場や大宮聖苑、思い出の里会館、ひかり会館といった市営施設を、市内居住者向けの料金で利用できます。
この記事では、さいたま市で市民葬に近い形で葬儀費用を抑える方法、市営斎場の料金、家族葬や一日葬を選ぶ際の注意点を解説します。
さいたま市に市民葬制度はある?

市民葬とは、自治体と指定葬儀社が連携し、祭壇や棺、霊柩車などを決められた内容・料金で提供する制度です。
自治体によっては「市民葬」「区民葬」「規格葬儀」などの名称で運営されていますが、制度の内容は全国共通ではありません。
さいたま市の場合、2026年7月時点で、市が指定葬儀社や統一プランを設ける市民葬制度は公式サイト上で案内されていません。
ただし、さいたま市民は、市営の火葬場や葬祭場を市民料金で利用できます。これらの公共施設と民間葬儀社の小規模プランを組み合わせることで、市民葬に近い費用負担で葬儀を行える可能性があります。
さいたま市で利用できる主な市営斎場
浦和斎場
浦和斎場は、さいたま市桜区大字下大久保にある市営斎場です。
火葬場だけでなく、通夜や告別式を行える葬祭場を備えているため、葬儀から火葬まで同じ敷地内で行えます。
- 第1葬祭場:100名
- 第2葬祭場:75名
- 第3葬祭場:75名
- 火葬炉:人体炉10基
- 霊安室:遺体保冷庫3基
- 祭壇:仏式・神式
葬祭場を利用できるのは、故人または葬儀を主宰する方がさいたま市民である場合に限られます。
浦和斎場には葬儀を運営するスタッフや葬儀プランが付いているわけではありません。遺体搬送、棺、納棺、祭壇の準備、司会、返礼品などは、別途葬儀社へ依頼する必要があります。
大宮聖苑
大宮聖苑は、さいたま市見沼区染谷にある市営火葬場です。
火葬炉や待合室、霊安室はありますが、通夜や告別式を行う葬祭場はありません。
そのため、家族葬や一日葬を行う場合は、別の葬儀会館や自宅、思い出の里会館などで式を行い、その後、大宮聖苑へ移動して火葬する流れになります。
さいたま市の火葬料金
大宮聖苑で公表されている火葬料金は、次のとおりです。
| 区分 | 市内居住者 | 市外居住者 |
|---|---|---|
| 12歳以上 | 7,000円 | 56,000円 |
| 12歳未満 | 3,500円 | 28,000円 |
| 死産児 | 1,500円 | 11,000円 |
12歳以上の場合、市内居住者は7,000円、市外居住者は56,000円となっており、住所によって大きな差があります。
原則として、市内料金になるかどうかは故人の住所によって判断されます。
火葬料金が7,000円でも、葬儀全体が7,000円で行えるわけではありません。棺、搬送、安置、ドライアイス、骨壺、葬儀スタッフなどの費用は別途必要です。
思い出の里会館
思い出の里会館は、さいたま市見沼区大字大谷にある市営葬祭施設です。
火葬場は併設されていませんが、通夜や告別式を行える葬祭場、待合室、霊安室を備えています。
| 施設 | 利用人数 | 使用料 |
|---|---|---|
| 第1葬祭場 | 100人 | 1時間3,660円 |
| 第2葬祭場 | 50人 | 1時間1,830円 |
| 祭壇 | - | 1時間2,200円 |
| 仏式小祭壇 | - | 1時間1,300円 |
| 霊安室 | 1体 | 1日540円 |
| 霊柩車 | 1回 | 1,880円 |
第2葬祭場は50人まで利用できるため、小規模な一般葬や家族葬にも利用しやすい施設です。
ただし、施設の利用時間には、祭壇の設営や撤去、原状回復の時間も含まれます。葬祭場の料金だけで判断せず、利用時間を含めた見積もりを確認しましょう。
ひかり会館
ひかり会館は、さいたま市中央区本町東にある市営葬祭施設です。
宗教・宗派を問わず利用でき、第1葬祭場は100名、第2葬祭場は30名まで収容できます。
- 第1葬祭場:1時間3,660円
- 第2葬祭場:1時間1,830円
- 館内祭壇:1時間2,930円
- 待合室:1時間1,830円
- 霊安室:1日540円
- 霊柩車:1回1,880円
ひかり会館から浦和斎場または大宮聖苑まで霊柩車を利用する場合、無料のマイクロバスを同行させられることがあります。
一方で、駐車場は15台程度と限られているため、参列者には公共交通機関を案内するなどの配慮が必要です。
さいたま市で葬儀費用を抑える方法

市営斎場と小規模葬儀を組み合わせる
さいたま市で費用を抑えたい場合、市営斎場を利用し、葬儀社には必要最低限のサービスだけを依頼する方法があります。
特に参列者が少ない場合は、家族葬や一日葬にすることで、返礼品や料理、会場費を抑えられる可能性があります。
複数の葬儀社から見積もりを取る
同じ浦和斎場や大宮聖苑を利用する場合でも、葬儀社によって搬送費、棺、安置料、ドライアイス代などが異なります。
「家族葬〇万円」と書かれていても、火葬料金や式場使用料が含まれていないことがあります。
最低でも次の項目を確認しましょう。
- 病院や施設からの搬送費
- 安置料と含まれる日数
- ドライアイス代
- 棺と骨壺
- 市営斎場の使用料
- 火葬料
- スタッフ費用
- 返礼品と飲食費
- 追加料金を含む支払総額
さいたま市では葬祭費5万円が支給される場合がある
亡くなった方がさいたま市の国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った喪主に葬祭費5万円が支給されます。
後期高齢者医療制度の被保険者が亡くなった場合も、葬祭を行った方に5万円が支給されます。
国民健康保険の葬祭費は、葬儀を行った日の翌日から2年を経過すると時効になります。
申請には、葬儀を行ったことが確認できる領収書や会葬礼状、振込先口座などが必要になるため、葬儀関係の書類は処分せず保管しておきましょう。
葬儀後の供養方法も考えておく
葬儀後には、お墓への納骨、永代供養、樹木葬、納骨堂などの費用がかかります。
お墓を持たない方法として海洋散骨を選ぶ方もいますが、一度散骨すると遺骨を元に戻せません。家族や親族と十分に話し合ってから決めることが大切です。
まとめ|さいたま市では市営斎場の活用がポイント
さいたま市では、自治体が葬儀一式の統一プランを提供する市民葬制度は、公式サイト上では確認できません。
一方で、浦和斎場、大宮聖苑、思い出の里会館、ひかり会館などの市営施設を、市内居住者向けの料金で利用できます。
特に12歳以上の火葬料金は、市内居住者7,000円、市外居住者56,000円となっており、さいたま市民は費用を抑えやすくなっています。
ただし、市営施設は葬儀社ではありません。搬送、安置、棺、納棺、葬儀スタッフなどは別途手配が必要です。
さいたま市で葬儀費用を抑えたい場合は、市営斎場を利用できる家族葬や一日葬のプランを複数社から取り寄せ、追加料金を含む総額で比較しましょう。
※施設の料金や利用条件は変更される場合があります。申し込み前に、さいたま市または利用予定の施設へ最新情報をご確認ください。


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