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熊谷市で葬儀を行うことになった際、「熊谷市に市民葬はある?」「メモリアル彩雲を利用すると葬儀費用を抑えられる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
熊谷市には、葬儀社が提供する棺や祭壇、搬送、スタッフなどを一律料金で利用できる、一般的な意味での市民葬制度はありません。
一方で、熊谷市が運営する公営斎場「熊谷市立葬斎施設 メモリアル彩雲」があり、利用条件を満たす場合は火葬場や式場、待合室、遺体保冷庫などを市民料金で利用できます。
メモリアル彩雲は火葬場と葬儀式場が同じ施設内にあるため、通夜や葬儀・告別式から火葬までを一か所で行えることが特徴です。
この記事では、熊谷市の市民葬制度の有無、メモリアル彩雲の火葬料金や式場使用料、市民料金の利用条件、葬儀費用を抑える方法をわかりやすく解説します。
熊谷市に市民葬制度はある?

熊谷市には、市が指定した葬儀内容を一定料金で提供する、市民葬儀や規格葬儀と呼ばれる制度は確認できません。
その代わり、熊谷市立の公営斎場であるメモリアル彩雲を市民料金で利用することで、火葬料や式場使用料を抑えられます。
ただし、メモリアル彩雲が提供するのは、火葬場や式場などの施設です。次のような葬儀サービスは、別途葬儀社へ依頼する必要があります。
- 病院や施設からの遺体搬送
- 棺や骨壺
- 祭壇や生花
- 納棺用品
- 遺影写真
- ドライアイス
- 葬儀スタッフや司会者
- 料理や返礼品
そのため、熊谷市で葬儀費用を抑えるには、葬儀社のプランとメモリアル彩雲の施設使用料を合計して考えることが大切です。
メモリアル彩雲とは
メモリアル彩雲は、熊谷市円光にある熊谷市立の葬斎施設です。
| 施設名 | 熊谷市立葬斎施設 メモリアル彩雲 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県熊谷市円光2丁目9番40号 |
| 主な設備 | 火葬炉、式場、待合室、遺族控室、霊安室、遺体保冷庫 |
| 式場数 | 2式場 |
| 電話番号 | 048-521-0021 |
火葬設備と葬儀式場が同じ施設内にあるため、告別式終了後に別の火葬場へ移動する必要がありません。
民間斎場から火葬場へ移動する場合に必要となる霊柩車やマイクロバスなどの費用を抑えやすく、参列者の移動負担も軽減できます。
メモリアル彩雲の市民料金が適用される条件
メモリアル彩雲の使用料には、市民料金と市民以外の料金が設定されています。
公式の利用案内では、市民料金の対象となる「市民」は、次のいずれかに該当する場合とされています。
- 亡くなった方が熊谷市民である場合
- 施設の利用許可を受けた方が熊谷市民である場合
所沢市など、故人の住所だけで料金区分が決まる自治体とは条件が異なる可能性があります。
故人が熊谷市外に住んでいた場合でも、申請者が熊谷市民であれば市民料金が適用される可能性があるため、葬儀社またはメモリアル彩雲へ確認しましょう。
メモリアル彩雲の火葬料金
メモリアル彩雲の火葬料金は、年齢と市民区分によって異なります。
| 区分 | 熊谷市民 | 市民以外 |
|---|---|---|
| 15歳以上 | 10,000円 | 60,000円 |
| 15歳未満 | 5,000円 | 30,000円 |
| 死産児 | 2,500円 | 15,000円 |
| 改葬 | 2,500円 | 15,000円 |
| 身体の一部 | 2,500円 | 15,000円 |
15歳以上の火葬では、市民料金が1万円、市民以外は6万円です。
市民料金が適用される場合、市外料金と比べて5万円安く利用できます。
ただし、火葬料金だけで葬儀を行えるわけではありません。火葬式の場合でも、遺体搬送、安置、棺、骨壺、ドライアイス、葬儀スタッフなどの費用が別途必要です。
メモリアル彩雲の待合室料金
火葬中に遺族や参列者が待機する待合室の使用料金は、次のとおりです。
| 利用区分 | 熊谷市民 | 市民以外 |
|---|---|---|
| 1室1回・2時間以内 | 3,140円 | 9,430円 |
利用時間が2時間を超える場合は、追加料金が発生する可能性があります。
火葬式の施設使用料を考える際は、火葬料金だけでなく待合室使用料も含めて計算しましょう。
メモリアル彩雲の式場使用料
メモリアル彩雲には、第1式場と第2式場があります。
| 式場 | 熊谷市民 | 市民以外 |
|---|---|---|
| 第1式場・1回 | 31,430円 | 94,290円 |
| 第2式場・1回 | 20,950円 | 62,860円 |
式場使用料は「1回」ごとに発生します。
通夜と翌日の葬儀・告別式で利用する場合は、原則として2回分の式場使用料が必要です。
| 式場 | 市民・2回利用の目安 | 市民以外・2回利用の目安 |
|---|---|---|
| 第1式場 | 62,860円 | 188,580円 |
| 第2式場 | 41,900円 | 125,720円 |
一日葬で告別式の日だけ利用する場合は、1回分の使用料で済む可能性があります。
式場使用料には、備え付けの祭壇、遺族控室、整理室などの料金が含まれています。
ただし、生花祭壇や供花、祭壇装飾、葬儀スタッフなどは別料金になるため、葬儀社の見積もりを確認しましょう。
霊安室・遺体保冷庫の使用料金
自宅で故人を安置することが難しい場合は、メモリアル彩雲の火葬棟霊安室や遺体保冷庫を利用できる場合があります。
| 設備 | 熊谷市民 | 市民以外 |
|---|---|---|
| 火葬棟霊安室・24時間以内 | 1,050円 | 3,140円 |
| 遺体保冷庫・24時間以内 | 1,050円 | 3,140円 |
火葬棟霊安室は、式場を利用する場合に限って利用できます。
また、施設の空き状況によっては利用できない場合があります。病院や施設から搬送する前に、葬儀社を通じて空き状況を確認しましょう。
メモリアル彩雲で行える葬儀
火葬式・直葬
火葬式は、通夜や告別式を行わず、火葬を中心に故人を見送る形式です。
式場を使用しないため、家族葬や一般葬よりも費用を抑えやすいことが特徴です。
市民料金が適用される場合、メモリアル彩雲の火葬料1万円と待合室料3,140円が施設費の基本的な目安になります。
ただし、火葬前に故人と対面する時間が短くなりやすく、宗教者によっては火葬式に対応していない場合もあります。
一日葬
一日葬は、通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を1日で行う形式です。
第2式場を1回利用した場合、市民の施設使用料は、式場料2万950円、火葬料1万円、待合室料3,140円で、合計3万4,090円が一つの目安です。
この金額には、葬儀社へ支払う棺、搬送、祭壇、安置、スタッフなどの料金は含まれていません。
家族葬
家族葬は、家族や親族、親しい友人などを中心に行う小規模な葬儀です。
第2式場は、第1式場より使用料が安いため、少人数の家族葬に適しています。
通夜と告別式で第2式場を2回利用する場合、市民の式場使用料は合計4万1,900円です。
一般葬
会社関係者や地域の方など、多くの参列者を招く一般葬では、第1式場が選択肢になります。
参列者数が増えると、料理、返礼品、会葬礼状などの費用も増えるため、人数を想定した見積もりを作成してもらいましょう。
メモリアル彩雲を利用するメリット
市民料金で施設を利用できる
利用条件を満たせば、火葬料や式場料、待合室料などが市民料金になります。
15歳以上の火葬料金は市民1万円、市民以外6万円であり、大きな差があります。
火葬場と式場の移動が不要
式場と火葬場が同じ敷地内にあるため、告別式終了後の移動負担を軽減できます。
霊柩車や参列者用のマイクロバスなど、車両費を抑えられる可能性もあります。
一日葬から一般葬まで対応できる
規模の異なる2つの式場があるため、少人数の家族葬から参列者の多い一般葬まで対応できます。
備え付けの祭壇を利用できる
式場使用料には備え付け祭壇などが含まれており、祭壇費用を抑えられる可能性があります。
ただし、祭壇へ生花を追加したり、デザインを変更したりする場合は別料金です。
メモリアル彩雲を利用するときの注意点
施設へ直接申し込むだけでは葬儀を行えない
メモリアル彩雲は公営施設であり、葬儀社ではありません。
遺体搬送、納棺、棺、骨壺、葬儀の進行などは、別途葬儀社へ依頼する必要があります。
表示料金は葬儀総額ではない
メモリアル彩雲の公式料金は、火葬場や式場などの施設使用料です。
次のような費用は含まれていません。
- 寝台車や霊柩車の料金
- 棺や骨壺
- ドライアイスや安置費
- 生花祭壇や供花
- 遺影写真
- 葬儀スタッフ
- 料理や飲み物
- 会葬返礼品や香典返し
- 僧侶など宗教者への謝礼
式場の予約状況を確認する
メモリアル彩雲は公営斎場のため、希望する日時に式場や火葬炉の空きがない可能性があります。
特に冬場など死亡者数が増える時期は、火葬まで数日待つこともあります。その場合は、安置料やドライアイス代が追加されます。
市民料金の適用条件を確認する
故人または利用許可を受ける申請者の住所によって、市民料金が適用されるかが決まります。
故人が市外在住の場合は、予約前に葬儀社や施設へ確認してください。
熊谷市で葬儀費用を抑える方法
小規模な第2式場を選ぶ
参列者が少ない場合は、第1式場よりも料金の安い第2式場を選ぶことで施設使用料を抑えられます。
一日葬や火葬式を検討する
通夜を省略する一日葬や、式場を使用しない火葬式を選ぶと、式場料、料理代、スタッフ費などを抑えられる可能性があります。
ただし、費用だけで決めず、家族や親族、菩提寺と相談しましょう。
備え付け祭壇を活用する
メモリアル彩雲の式場使用料には備え付け祭壇が含まれています。
高額な生花祭壇を追加せず、必要な範囲で花を飾ることで祭壇費用を抑えられる場合があります。
複数の葬儀社から見積もりを取る
メモリアル彩雲の施設使用料は同じでも、葬儀社の基本プラン、搬送費、安置費、ドライアイス代は異なります。
見積もりを比較するときは、次の項目を確認しましょう。
- 搬送距離の追加料金
- 安置できる日数
- ドライアイスの追加料金
- 棺や骨壺の種類
- 式場使用料と火葬料が含まれているか
- 料理や返礼品の単価
- 人数が増えた場合の追加料金
熊谷市では葬祭費5万円が支給される
亡くなった方が熊谷市の国民健康保険に加入していた場合、喪主に葬祭費として5万円が支給されます。
申請には、主に次のものが必要です。
- 亡くなった方の資格確認書など
- 喪主名義の口座番号が確認できるもの
- 会葬礼状や葬儀費用の領収書
- 喪主の氏名を確認できる書類
亡くなった方が後期高齢者医療制度に加入していた場合も、葬祭を行った方へ5万円が支給されます。
会社の健康保険に加入していた場合は、埋葬料や埋葬費が支給される可能性があります。加入していた健康保険組合へ確認しましょう。
葬儀後の供養方法も考えよう
火葬後は、お墓や納骨堂、永代供養墓、樹木葬など、遺骨の納骨先を決める必要があります。
お墓を持たない供養方法として海洋散骨もあります。
海洋散骨は墓石の購入や維持管理が不要ですが、一度散骨した遺骨は元に戻せません。家族や親族と十分に相談したうえで選びましょう。
まとめ|熊谷市ではメモリアル彩雲の利用で葬儀費用を抑えられる
熊谷市には、棺や搬送、祭壇などを含む葬儀一式を定額で提供する市民葬制度はありません。
ただし、公営のメモリアル彩雲を市民料金で利用することで、火葬料や式場使用料などの施設費を抑えられます。
熊谷市で葬儀を行う際は、次のポイントを確認しましょう。
- 15歳以上の市民火葬料金は1万円
- 第1式場は1回3万1,430円
- 第2式場は1回2万950円
- 通夜と告別式では原則2回分の式場料が必要
- 施設料金と葬儀社の料金は別に考える
- 市民料金の適用条件を事前に確認する
- 国民健康保険などの葬祭費5万円を申請する
葬儀社へ相談するときは、「メモリアル彩雲を利用したい」と伝えたうえで、搬送、安置、棺、式場、火葬、料理、返礼品などを含む総額見積もりを依頼しましょう。
※料金や利用条件は変更される場合があります。申し込み前に、熊谷市、メモリアル彩雲または依頼する葬儀社へ最新情報をご確認ください。


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