「親から田舎の実家を相続したけれど、誰も住む予定がない」
「田舎の古い家なんて、ほとんど値段がつかないのでは?」
「売るなら少しでも高く売却したい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
地方にある実家は、都市部のマンションなどと比べると買い手が見つかりにくいケースがあります。
しかし、「田舎だから売れない」「古い家だから価値がない」と最初から決めつけてしまうのは早いかもしれません。
土地の広さや立地、建物の状態、周辺環境などによっては需要がある場合もあります。
また、同じ物件でも不動産会社によって査定額や販売方法が異なることがあります。
この記事では、田舎の実家を少しでも高く売るために知っておきたいポイントや、売却前にやってはいけないことについてわかりやすく解説します。

田舎の実家でも売却できる?
田舎にある実家でも売却することは可能です。
ただし、駅から離れている、人口が少ない、築年数が古いなどの条件によっては、都市部の住宅より買い手が見つかるまで時間がかかることがあります。
一方で、近年は住宅としての利用だけではなく、移住や二地域居住、セカンドハウス、古民家活用など、さまざまな目的で地方の物件を探す人もいます。
そのため、実家の価値を自分だけで判断せず、まずは不動産会社に査定してもらうことが重要です。
田舎の実家を高く売るための7つのポイント
1.最初から「価値がない」と決めつけない
田舎の実家を相続すると、「こんな古い家は売れないだろう」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、不動産の価値は建物の築年数だけで決まるものではありません。
例えば、
- 土地が広い
- 道路との接道状況が良い
- スーパーや病院が近い
- 自然環境が良い
- 観光地やレジャー施設に近い
- リフォームして利用できる
- 駐車スペースを確保できる
などが評価される可能性があります。
建物そのものに大きな価値がつかなくても、土地として需要がある場合もあります。
「田舎だから100万円くらいだろう」と自己判断して安く手放す前に、一度査定を受けてみましょう。
2.複数の不動産会社に査定してもらう
田舎の実家を売却するときに特に重要なのが、不動産会社選びです。
不動産会社によって得意な地域や物件の種類、販売方法などが異なるため、査定額にも差が出る場合があります。
例えば、A社では500万円、B社では650万円、C社では700万円といったように、同じ物件でも査定額が異なることがあります。
もちろん、査定額が一番高い会社に依頼すれば必ずその金額で売れるというわけではありません。
重要なのは、「なぜこの査定額になったのか」まで確認することです。
周辺の成約事例や土地の条件、建物の状態など、査定額の根拠を説明してもらいましょう。
まず自分の実家がどのくらいの価格で査定される可能性があるのか知りたい場合は、不動産査定サービスを利用してみる方法もあります。
売るかどうかを決める前でも、査定額を確認しておけば今後の判断材料になります。
3.田舎の物件に強い不動産会社を探す
査定額だけでなく、「その地域の物件を実際に売った経験があるか」も確認してみましょう。
田舎の不動産は、都市部とは買い手の探し方が異なる場合があります。
地域密着型の不動産会社であれば、その地域で住宅を探している人や土地を探している事業者などの情報を持っている可能性があります。
一方で、広い販売ネットワークを持つ会社であれば、地域外から移住を検討している人などに物件を紹介できる場合があります。
「地元の会社だから」「大手だから」と会社の規模だけで決めず、実際にどのような販売活動をしてくれるのか確認しましょう。
4.売る前に勝手に解体しない
古い実家を見ると、「こんな家は壊して更地にしたほうが売れるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、査定を受ける前に解体してしまうのはおすすめできません。
建物をリフォームして住みたいという買い手が現れる可能性もありますし、解体にはまとまった費用が必要です。
さらに、更地にしたことで土地の固定資産税などの負担が変わる場合もあります。
古い家だからといって、必ず解体したほうが高く売れるとは限りません。
「古家付き土地として売る」「解体して更地にする」のどちらが有利なのかを、不動産会社に相談してから判断しましょう。
5.家の中を整理して印象を良くする
長年住んでいた実家には、家具や家電、衣類、食器など大量の荷物が残っていることがあります。
必ずしもすべてを処分してから売却活動を始める必要はありませんが、内覧を行うのであれば、ある程度整理しておくと物件の印象が良くなります。
特に、
- 玄関
- リビング
- キッチン
- 水回り
- 庭
などは購入希望者の目に入りやすい場所です。
不要なものを整理し、掃除や換気をしておくだけでも部屋を広く見せやすくなります。
ただし、大規模なリフォームについては注意が必要です。
数百万円かけてリフォームしても、その費用をそのまま売却価格に上乗せできるとは限りません。
高額な工事をする前に、不動産会社へ相談しましょう。
6.売却を急ぎすぎない
田舎の実家は、都市部の人気エリアと比べて買い手が見つかるまで時間がかかることがあります。
「1か月売れなかったから大幅に値下げしよう」と焦る必要はありません。
値下げを繰り返すと、本来売れる可能性があった価格より大幅に安く手放すことになる場合があります。
まずは問い合わせ数や内覧数、不動産会社の販売活動などを確認しましょう。
問い合わせ自体が少ないのであれば価格の見直しが必要な可能性がありますが、問い合わせがあるのに成約しない場合は、建物の状態や条件など別の原因が考えられます。
不動産会社と相談しながら、適切なタイミングで価格を調整することが大切です。
7.空き家のまま長期間放置しない
「いつか売ればいい」と何年も実家を放置するのも注意が必要です。
人が住まなくなった住宅は、換気や掃除、修繕が行われなくなることで劣化が進むことがあります。
雨漏りや湿気、害虫、庭木の繁茂などによって状態が悪化すると、売却するときの評価に影響する可能性があります。
また、空き家であっても固定資産税や管理費用などの負担は続きます。
今後住む予定がないことが決まっているのであれば、早めに「売る・貸す・活用する」のどれにするのか考えておきましょう。
田舎の実家はいくらで売れる?
田舎の実家を売却するときに最も気になるのが、「結局いくらになるのか」という点ではないでしょうか。
しかし、不動産の価格は地域だけで決めることはできません。
主に、
- 土地の面積
- 土地の形状
- 道路との接し方
- 最寄り駅までの距離
- 周辺施設
- 建物の築年数
- 建物の状態
- 周辺の売買事例
などを総合的に見て査定されます。
同じ市町村にある住宅でも、場所によって査定額が大きく異なることもあります。
インターネットで地域の相場を調べることはできますが、自分の実家の具体的な価格を知りたい場合は、実際に査定を受けるのがわかりやすい方法です。

査定額が高ければその金額で売れる?
ここは実家を高く売りたい方が特に注意したいポイントです。
査定額=実際に売れる金額ではありません。
査定額は、不動産会社が周辺相場や物件の状態などから「このくらいで売却できるのではないか」と算出した価格です。
最終的な売却価格は、購入希望者との交渉などによって決まります。
そのため、他社より極端に高い査定額を提示された場合は、「なぜこの金額なのですか?」と根拠を確認しましょう。
査定額だけでなく、販売方法や売却までの想定期間についても聞いておくことが重要です。
相続した実家なら税金の特例も確認する
親から相続した実家を売却する場合は、税金についても確認しておきましょう。
一定の条件を満たす相続空き家については、売却時の譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例があります。
ただし、相続した家ならすべて利用できる制度ではなく、相続時期や建物、売却時期など複数の要件があります。
実家を売却する際は、不動産会社だけでなく、必要に応じて税務署や税理士などの専門家へ確認することも大切です。

田舎の実家を売る前にやってはいけないこと
少しでも高く売りたいのであれば、売却前の行動にも注意しましょう。
- 査定前に建物を解体する
- 高額なリフォームを勝手に行う
- 1社の査定だけで価格を決める
- 相場を調べずに安値で手放す
- 家財をすべて処分してから相談する
- 空き家を何年も放置する
特に避けたいのが、「どうせ価値がない」と思い込んで安い金額で手放してしまうことです。
一度売買契約を結んでしまえば、「やっぱりもっと高く売れたかもしれない」と思っても簡単にはやり直せません。
まずは実家の価値を知るところから始めよう
田舎の実家を高く売るために、最初から売却を決断する必要はありません。
まずやるべきなのは、「今、この実家はいくらくらいの価値があるのか」を把握することです。
査定額を知った結果、
「思っていたより高く売れそうだから売却する」
「今は売らずにもう少し考える」
「賃貸や別の活用方法も検討する」
といった判断をすることもできます。
特に田舎の実家は、自分では価値を判断しにくいからこそ、不動産会社の査定を参考にしてみるのも一つの方法です。
「田舎だし売れないだろう」と諦める前に、一度現在の査定額を確認してみましょう。
まとめ|田舎の実家を高く売るなら自己判断で安く手放さないことが大切
田舎にある実家だからといって、必ずしも「売れない」「価値がない」とは限りません。
土地の条件や建物の状態、周辺環境などによっては、思っていた以上の査定額になる可能性もあります。
田舎の実家を少しでも高く売るためには、
- 自分で価値を決めつけない
- 複数の不動産会社を比較する
- 田舎の物件に強い会社を探す
- 査定前に勝手に解体しない
- 最低限の整理・掃除をする
- 焦って値下げしすぎない
- 長期間放置しない
といったポイントを意識しましょう。
特に重要なのは、売却するかどうかを決める前に実家の現在の価値を把握しておくことです。
「どうせ田舎だから安いだろう」と思っていた家でも、土地や立地によって評価される可能性があります。
売ってから後悔しないためにも、下記リンクから無料相談査定を受けて相場を把握し、そのうえで売却するかどうかを検討してみましょう。


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